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【弱点克服?】MIUI 12.5 Enhanced
Mi11 Ultra

筆者のMi11 Ultraに待望のMIUI 12.5 Enhancedが配信されだいぶ経ちました。

久しぶりのアップデートで不満に思っていたことが解決された部分もありましたので、再度レビューしたいと思います。

日本未発売、技適を取得しておりません。
総務省「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」を利用してレビューしております。

たねだ
たねだです。
Twitterやってます。

主要なスペック

Mi11 Ultra
SoC Qualcomm®Snapdragon™888
Storage 12GB / 256GB or 512GB
RAM LPDDR5 + UFS 3.1
Size H:164.3mm W:74.6mm
T:8.38mm W:234g
Display 3400×1440
(6.81インチ)
Battery 5000mAh

MIUI 12.5 Enhanced


Mi-Communityによりますと、

コアフレームワークレベルから上位アプリケーションに至るまで、あらゆる面での最適化を提供

とあります。

MIUI12.5の強化版という立ち位置のようです。

ファイルの大きさ的にもそこまで大体的なアップデートではありませんが、触ってみて劇的に改善された箇所や追加された機能があります。

分かりやすいポイントをいくつか紹介したいと思います。

ゲーム性能

「MIUIはゲームと相性が悪い」というのはスマホ好きには常識なのでしょうか?

実際、過去に所有していたPoco F2 ProやMi11 Ultraでゲームをすると処理落ちしているのか?と思えるほどガクガクしていました。

筆者がプレイしているゲームでは我慢できなくはないレベルですが、音ゲーマーの方には致命的

まずは12.5 Enhanced適用前の12.5.6でプレイしている映像。

次にEnhanced 12.5.10でプレイした画面です。

こちらのタワーディフェンスゲームを知らない方でも表示の滑らかさが明らかに違うことがお分かり頂けるかと思います。


Xiaomiはユーザー情報やフィードバックを収集しMIUIを改善すべく、
「MIUIパイオニアチーム」を設立していて、その成果が早くも現れたように思いますね。

下位モデルのMi 11 Lite 5Gに9月配信されたアップデートによりゲーム性能が格段に上がり原神・プロセカも違和感なく動くようになったと報告がTwitterやYouTubeなどで見ることができます。

上位・下位モデルで改善が確認できるので、
「MIUIはゲームと相性が悪い」という定説はすでに過去のものと言っても良いのではないでしょうか?

たねだ
さすがにiPhoneと比べると劣ってしまいますが、できなくもないぐらいにまでは確実に進化してます

仮想メモリ増設

こちらは約3GB分ストレージ内に仮想メモリ空間を作る機能です。


最近のフラッグシップ・ハイエンドモデルでは8〜12GBほどメモリが積まれていることが多く、メモリ不足を感じることがほぼ無くなってきました。

通常使用する分にはまだ必須機能とは言えないと思いますが、
oppoやoneplus、Galaxyなどにも似た機能があり標準装備になる日も近そうですね。


ストレージに余裕がないと使用が厳しいかもしれませんが、
メモリの少ないロースペックモデルにこの機能が追加されれば快適度が上がりそうですね。

そうなると他社のロースペックモデルはますます厳しい立場になることが予想されます。


念の為、
本当に3GB消費してしまうのかチェックしてみました。

【仮想メモリ増設】適用前。

【仮想メモリ増設】適用後。

確かに3GB分、ストレージが増えています。


Antutuも見てみましょう。

【仮想メモリ増設】適用前。

【仮想メモリ増設】適用後。

多少の数値の差異が見られましたが誤差の範囲?

ちなみにこの仮想メモリはroot化したAndroidですでに実装されていたらしく、
また今はGoogle Playで配信されている「Memory Fill」というアプリを利用すればroot化しなくても使えるようです。
気になる方はインストールしてみてはどうでしょうか?

 

電池持ち・発熱

体感ではありますが、
電池持ちが良くなったように感じました。

日常使用でも発熱回数や温度が低くなったように感じます。

 

Mi11 Ultraの魅力

さて、
久しぶりのアップデートの内容ばかりでなくMi11 Ultraの魅力について書いていこうと思います。

対応バンド

筆者の使用しているMi11 UltraはCN版です。

CN版の魅力はなんと言っても対応バンドの広さにあります。

CN版
4G
FDD-LTE : B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B20 / B26 / B28
TDD-LTE : B34 / B38 / B39 / B40 / B41 / B42
5G
n1 / n3 / n28 / n41 / n77 / n78 / n79
グローバル版
4G
B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 / B20 / B28 / B32 / B66
TDD-LTE : B38 / B40 / B41 / B42
5G
n1 / n3 / n5 / n7 / n8 / n20/ n28 / n38 / n40 / n41 / n77 / n78 / n79

auや楽天モバイルで使用したい場合はB18が不可欠。
またDOCOMOのプラチナバンドのB19も対応しています。

最近起きたDocomoの通信障害により複数回線を契約するメリットが注目される中、どこと契約してもMi11 Ultraがあれば基本使えるのは魅力です。

 

充電速度

今まで特に気にしていなかったのですが、
Mi11 Ultraを使ってからは充電の速さに驚き・慣れ・これ以外に使えないレベルまで魅了されてしまいました。

それはそのはず、有線・無線で最大67W充電。

うわー、早いー、すげー!

っというぬか喜びは置いておいて。


日本と海外のコンセント事情により通常では出ません。

一緒に購入したxiaomi純正67W充電器を利用すると40Wほど。


筆者は熱とバッテリーライフが気になり、速さはそれほど求めていないので普段使っているPD対応充電器で充電器しています。

PD対応充電器でも十分に速度が出るので1時間もあれば80〜90%ぐらいまで充電できます。

ちなみにPD対応充電器で充電すると16Wほどでした。
魅力と言いながら普通な速度で満足してました(笑)

 

カメラ

Mi11 Ultraの魅力の一つ、カメラ性能

センサーにはSAMSUNG製「GN2」が搭載されています。

比較や作例をいくつか貼ります、クリックで拡大できますので細部などもご覧ください。

 

超広角

驚異の128℃撮影。

ついつい忘れがちですがMi11 Ultraで超広角を取る際に画角を「Full」にしましょう

試しに全画角を撮影してみました。

1:1

3:4

9:16

Full

こんなに広く撮れます。
ここまで来るとクラス30人横一列に並んでも全員入りそうです。

 

望遠・画質

今までスマホのデジタルズームは汚いといった印象であまり使ってこなかったのですがその考えは覆りました

一緒に少し古いコンデジ、SONY DSC-WX500で撮影した写真を載せますので比較をお楽しみください。

Mi11 Ultraで撮影
等倍

SONY DSC-WX500で撮影
等倍

Mi11 Ultraで撮影
光学5倍

SONY DSC-WX500で撮影
5倍デジタルズーム

Mi11 Ultraで撮影
10倍デジタルズーム

SONY DSC-WX500で撮影
10倍デジタルズーム

Mi11 Ultraで撮影
30倍デジタルズーム

SONY DSC-WX500で撮影
光学30倍

所々まだコンデジのほうがきれいだなと感じる部分がありますが、デジタルズームでこんなに潰れずに撮れてしまうとコンデジ持たなくてもいいかなって思ってしまいます。


Mi11 Ultraの10倍デジタルズームでスカイツリーが真っ黒になっているのは筆者の撮影能力の低さのせいです。

なので、少しだけ編集するとこんな感じです。

Google Photoで、
シャドウ100、ブラックポイント-15のみ。

Mi11 Ultra
少しだけ編集

SONY DSC-WX500で撮影
10倍デジタルズーム

いい感じに張り合えてると思いませんか?

低照度・夜梟

「GN2」は低照度性能にも優れています。

そしてMi11 UltraにXiaomiが開発した独自のアルゴリズム
【NightOwl】夜梟(フクロウ)も相乗して、より暗いところでは力を発揮します。

ざっくり言うと、色補正・ノイズ除去などが施された写真を複数枚撮影し、合成して1枚の写真にしてくれる機能です。

暗い場所での撮影時、自動で夜景〇Sというアイコンが出ます。
最初、夜景モードに自動で変わると思ってました、分かりづらすぎだろXiaomi

視覚的には真っ暗な部屋でもこのぐらい明るく撮影できます。
赤ちゃんの寝顔など撮影にはもってこいですね。

 

ジンバルいらずの手ブレ補正


よくある構図の動画も手持ちだけで撮影できます。
仕事帰りにコソコソっと撮ったので手ブレしないようにどっしり構えたりもしていません。

動画の手ブレ補正には3段階レベルがあり、



上記の動画は何の設定もしていないレベル1での撮影。

 

欠点

弱点は克服できても、欠点は克服できません。

重量

こればかりは逃れることができません。
本体のみでも234g、ケース選びをミスると300gになることも…

 

カメラのピント

基本的にカメラ性能は最強で不満を感じていなかったのですがたまにピントが合わなくなることがありました。

苦手な方がいたら申し訳ありません。
我が家のウーパールーパーの写真です。

顔面がピンぼけしてます。
何度か顔部分をタッチしたのですが反応せず。

単純に撮影距離が近すぎた可能性が高いですが、こういうことが何度かありました。

 

手放し難い

購入当初は久しぶりのMIUIやゲームとの相性が悪かったりと、購入したことに後悔を覚えました。

しかしアップデートや使用時間が増えていくにつれ、
今まで使ってきた端末で文句なくNo.1の最高な機種です。

他の最新機種が発売されても、どこかでMi11 Ultraより劣る部分が出てきたりすると購入意欲を下げてくれる財布に優しい機種とも言えますね(笑)

Mi11 Ultraを超える機種はきっとXiaomi12 Ultra(仮)しか存在しないのではないでしょうか?

発売されたら…

買えるかな…?(笑)

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