数々のYoutuberやブロガーから【ワーストバイ】と揶揄された、
「Microsoft Surface Duo」を購入したのでレビューします。
使っていくうえで皆様の言っていた金言、非常に身に染みました。
しかし筆者的にそこまで【ワーストバイ】だと感じず、
むしろ以外と気に入り、サブスマホとして有効活用しています。

目次
外観・内観
開封
本来なら充電器・SIMピン・USB Type-Cケーブル、保護バンパーが付属されています。

こんなに気に入るならもう少し出して完備品買えば良かった。
本体
表面の素材はガラスなので防御力が少し不安。
縁周りの素材はプラスチック。
若干のちゃちさがあり、音量・電源ボタンがカチャカチャ動いてこちらも少し不安。

できるならバンパーかケースはつけたいけど…
ヒンジ
好きな位置で固定できるので、どんなスタイルでも楽しめます。
充電口
Type-C充電部分の上下、細いプラスチックが折れやすい報告が多々あります。
サイズ感
ポケットに入らなくもない大きさ。
しかし耐久性が少し不安なのでA6サイズのケースに入れています。
側面指紋認証
指紋認証スピードはこんな感じです。
Surface Duoの指紋認証スピード。
ワンテンポ遅い。
まぁまぁ。 pic.twitter.com/MlxfdtQoNx— たねだ (@tane_no_life) January 23, 2022
ワンテンポ遅れてロック解除されるイメージ。
たまに解除できなかったりすることも。
閉じたときの薄さ
特にこの閉じた時の薄さは感動ものです。
ケースをつけたiPhone SE2と比べると、少しだけSurface Duoのほうが厚いがそれでもかなり薄い。
スペック
Surface Duo | ||
---|---|---|
Release | 2020年9月 | |
Price | 15万円台 | |
Open Size Close Size |
145.2 mm(H)✕ 186.9 mm(W)✕ 4.8 mm(T) 145.2 mm(H)✕ 93.3 mm(W)✕ 9.9 mm (T) |
|
Display Open Close |
AMOLED 8.1インチ 5.6インチ |
|
Resolution Open Close |
401ppi 2700 ✕ 1800(3:2) 1800 ✕ 1350(4:3) |
|
OS | Android10 (11にアップデート予定) |
|
CPU | Qualcomm®Snapdragon™855 | |
GPU | Adreno 640 | |
RAM | 6GB | |
Storage | 128 / 256GB UFS3.0 |
|
Battery | 3577mAh 18W急速充電 |
|
Weight | 250g | |
Main Camera | Adaptive camera 11MP f/2.0 |
|
3G | WCDMA B1/2/5/8 | |
4G LTE | FDD-LTE 1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/19/20/25/26/28/29/30/66 TD-LTE 38/39/40/41/46 |
|
SIM Card | nano SIM | |
eSIM | SIMフリー→○ AT&T→✕ |
Surface Duoの魅力
同時に2つのタスクをこなせる
とかっこよく書いてしまいましたが、TwitterしながらYoutubeを見るぐらいしかまだ活用できていません(笑)
しかしメモ帳やwebページから文字をコピーする場面などで、
いちいちアプリ間を移動せずにコピペできるのでその点がとても使いやすい。
(ジェスチャーでアプリ間移動って地味に面倒なので…)
Surface Duoはドラッグ&ドロップでコピーできるよ! pic.twitter.com/AY58b4SPu8
— たねだ (@tane_no_life) January 11, 2022
ドラッグ&ドロップを一応できるにはできます。
慣れないと真ん中の折り目に指が引っかかって画面から指が離れてしまって失敗します。
他の折り畳みとは勝手が違う
せっかく2画面が使えると言うのに、両画面に同じアプリを表示させたいときの手順が少し手間。
例えばChromeでwebページを両画面に表示したい時、
開きたいリンクを長押し、
「別のウィンドウで開く」を押すと表示できます。

Android10ですが画面分割ができないようなのでWeb画面2ページが限界みたいです。
Youtube「2窓」ができるが…
WebでYoutubeを開き、
同じやり方で両画面にYoutubeを開く「2窓」ができます。
しかし両画面で再生できずに、どちらか一方を再生するともう一方が止まってしまうので2窓再生はできません。
(する人いるか知りませんが…)
漫画は読みやすい
薄さ、軽さから漫画はとても読みやすい。
しかし折り目のせいで見開きページや2画面に対応していない本だと、
折り目の部分に文章が来てしまい読みづらいことに。

3DS的な使い方も
ヒンジが好きな角度で固定できるので横持ちにして上の画面でYouTubeを開き、
下の画面ではゲームを開き攻略動画を見ながらプレイする3DSスタイルが地味に便利。
作業画面は広いほうがいい
2画面の状態で何か作業するということがまだ多くはないが、スプレッドシートなどのソフトはやっぱり少しでも表示領域が大きいほうが使いやすい。

文字入力は折り畳んで両手持ちしたほうが入力しやすいですが、
全体を眺めてチェックするのは大画面のほうが見やすいですね。
余談ですが上のスプレッドシートのスクリーンショットはもちろんSurfuce Duoで撮ったもの。
本体は2画面で真ん中は繋がっていないのに、
スクリーンショットを撮ると真ん中が繋がって出力されるのが面白い。
画面サイズ
筆者は1画面表示のサイズ感が気に入っていて、折り畳んだまま使うことが多い。
他の折り畳みスマホは縦長なので、
そちらのイメージに寄せられてパッと見は大きく感じるかと思います。
しかし折り畳んだ際の横幅93.3 mm、5.6インチは両手で持ちやすく文字が打ちやすい。
画面的に最近の大型スマホと比べると情報量は減ってしまいます。
しかし表示されている情報が少なくても、
結局スクロールしながら見たい部分を見るのであまり1ページの情報量は気にしなくてもいいかなと思ってます。
だったらスマホより少し大きく表示できるSurface Duoの1画面のほうが筆者的には見やすく感じました。
カメラ作例
おまけなので期待しないほうがよいです。
まぁ、ただスマートフォンの会社ではないマイクロソフトが作ったんだと心のハードルを下げれば意外と綺麗に撮れるじゃんと言えなくもないかも。
Gcamがありましたので一部、一緒に載せたいと思います。
建物
そこまで酷すぎるってわけでもなく、色味が少し濃くてくすんでいるかなって感じ。
食べ物
色味が少し薄味というか、美味しくはなさそう。
色味調整などすれば意外といけるかも?
物撮り
ズームは使わずに撮影しました。
料理と違ってこちらは少し色濃く写ってますね。
全体的な作りの甘さ・バグ
想定されていない動作なのか、バグなのか。
使用していて「おやっ?」っと思うことは多いです。
何度かのアップデートはあったらしいですが、
これはまずいんじゃないというバグまでまったくといって放置されています。
特に直してほしい部分をいくつかまとめました。
キーボード埋まる
デフォルトはMicrosoft swiftkey。
Microsoft swiftkeyを使う分には何も問題はないです。しかし文字変換や単語登録など使い慣れているキーボードに変更すると問題が発生します。
以下は横向きに持ち直し、下にキーボードを表示させたスクショ。
Microsoft swiftkey以外のキーボードの使用は想定していなかったのか下の方が埋まります。
右下のキーボードアイコンで適宜キーボードを変換するか、
Gboadのフローティングにすれば使えますがいちいち変更するのが面倒になり横持ちして文字入力することが無くなりました。

シャッター音
ついでか、日本販売の可能性があったのか本機には技適があります。
そして日本で発売するうえで気をつけないといけない問題「シャッター音」。


さて、では本機をサイレントモードにしてカメラを撮ると、シャッター音はどうなるでしょう?
Surface Duo
サイレントモードにするとカメラ落ちる動画。 pic.twitter.com/k8E12JfFU6— たねだ (@tane_no_life) January 23, 2022

「写真も撮れず、カメラアプリごと落ちる」でした!
ここまで来るとバグなのか、面倒だからアプリ落とせばいいって設定なのか分かりません。
ちなみにAndroid11のSurface Duo2でも同様のバグが再現されており、
唯一の希望であったアップデートでのバグ解消は実現される前に消えました。
言葉が足りてませんでした。
Duo1もサイレントにするとカメラが落ちるバグ健在していてAndroid11に期待してましたけどDuo2でも同じならこのバグはしばらく治りませんね。— たねだ (@tane_no_life) January 15, 2022

価格
多くのユーザーが感じているように、価格と性能が見合っていない。

同時期に販売されたGalaxy foldやZ fold2と比較してしまう。
Qualcomm®Snapdragon™855で同じSocのGalaxy foldが2019年10月に発売されその価格が約21万円。
その後、2020年9月にSurface Duoが約15万円で発売され、価格だけで見たら安く感じる。
しかし同じ月にZ fold2か発売。
価格はfoldと同じく21万円と価格は据え置きだがソフトの完成度やカメラのクオリティーなどSurface Duoが勝っている部分があるのか定かではない。
腹わた煮えくり返ってこんなブログ書けないと思う…

ネットでの批判は当然だと思われる。
(購入せずに批判している人は少し納得できないが)
使ってみて感じた個人的な話
片面サイズが気に入った理由。
Z fold3は開いて7.6インチ、Surface Duoは8.1インチ。
自分の部屋だと気にせず開いて使用できるが、それ以外だと人の目が気になってしまって開いて使えないことが多いと感じた。
なぜなら、
販売される種類が増えて「折り畳みスマホ」が世間に浸透してはいるとしても、
所有者はまだまだ少ない「折り畳みスマホ」を好奇の目で見られることがあるからだ。

画面が広いとその分、周りから画面を見られる危険性がありますよね。
電車で前に座るおじさんが隣の女性のスマホ画面をガン見している場面を見たことがないだろうか?
人は意外と他人のスマホ画面が気になるようで、盗み見している場面を見ることが多い。
Twitterをしていた女性のスマホ画面を後ろから覗いてアイコンや名前を覚えてTwitterで繋がろうとしていたおじさんがいたらしい…

そういった観点からも仕事関係やSNSなどパーソナルに繋がることを大画面、開いた状態で見るのはどうなのだろうという意識が生まれた。

でもスマホだと少し小さいってワガママ
横幅93.3mmの5.6インチのSurface Duoは両手で持つと文字が打ちやすく、
ギリギリ片手で上下にスワイプするSNSぐらいならできます。
実際に使ってみて通常のスマホより横幅が大きいのでとても見やすい、使いやすいと気づきました。
オススメはしません
しかし仕事・ブログ制作など用途を絞って使うとこれほど使いやすい端末はありません。

実際に売り場でDuo2を触って体験することはオススメです。
意外と気に入って購入することもあるかも…
追記、2022.0125
ついに念願のAndroid11の配信が開始されました。
筆者のAT&T版はもう少しお預けのようです。
追記、2022.0202〜
念願のAndroid11
2022年2月に入り、ようやくAT&T版Surface DuoにAndroid11が降ってきました。
更新後、数日触った感想ですがとても感触が良くサクサク度が増したように感じました。
主な変更点やバグ修整
Android11になり、
主な変更点やバグが修整されたので何点か紹介します。
Surface Duoの機能
「アプリの自動スパン」は2画面時、
アプリごとに2画面で開くか片側1画面で開くかを決められます。
読書系アプリをデフォルトで全画面で開けるようになるのは便利かも。
下のジェスチャはすでにあったものをこちらにまとめただけのようなので割愛。
スクリーンショットが撮りやすくなった
今までは音量ボタン+電源ボタンでスクリーンショットを撮っていましたが、下から上にスワイプ、アプリ履歴のページにスクショボタンが出るようになりました。
ボタンがプラスチックで耐久性に少し不安があるので、これはありがたい。
多少、バグが修整された
Android10ではサードパーティ製キーボードに設定し横持ちするとキーボードが埋まると書きました。
Android11では、そちらのバグが修整されたようで埋まることもなくなりました。
これぐらいすぐに修整アップデートしてくれよと思うけど
良いことばかりではない
Android11に更新して基本的には良い感触です。
しかしAndroid11に更新してできなくなったこともあります。
Youtubeなどを両画面で開く「2窓」ができると上の方で書きましたが、これがChromeでできなくなりました。
長押ししても「別のウィンドウで開く」項目が無くなってます。
Edgeでは引き続きできるので、ネットを両画面で別々のページを開きたいときはEdgeを推奨します。
シャッター音
前述したサイレントモードでカメラ撮影するとアプリが落ちる問題はやはり修整されずにそのままでした。
バグではなく使用…
更新推奨
ようやく使いやすいと実感できるようになりました。
今後はAndroid 12Lに更新予定とのことですがいつになるやら…
ただAndroid11になったおかげで、それまで使えるぐらい快適度は増したかなと思います。