2019年10月21日15:00〜からなんとなく禁煙を始めて500日が過ぎた今の状態と考えをまとめました。

今の状態
比較的に苦労せずに禁煙できていると思う。
吸いたいイライラや頭痛などのニコチン切れの症状も現れることなく、気づいたら500日を過ぎていた感じである。禁煙外来や代替品などを利用することなくやめれている。
初めは喫煙シーンがある映画やアニメ、タバコの話すら避けていたけど、そろそろ大丈夫かなーとブログにしてみた。
ただ、今は、
「喫煙者の副流煙で禁煙失敗になりたくないから、極力 喫煙者から離れたい」
といった嫌煙思考になりつつある。
町中で歩きタバコや、
灰皿付近に広がって吸ってる人らをこれみよがしに避けている。
マナーの悪い喫煙者に嫌悪感すら覚え始める。
この考えについてはのちほど触れますが、
禁煙を継続されている方の大半は同じような感じなのではないでしょうか?
現在の喫煙状況
厚生労働省が国民健康・栄養調査を見る限り、喫煙者は年々減っている。
令和元年11月に発表された結果では、
現在習慣的に喫煙している者の割合は16.7%であり、男性27.1%、女性7.6%。この10年間で、いずれも有意に減少。
引用元
厚生労働省「国民健康・栄養調査」
コロナ禍の影響で今年発表される数値が気になるところですが、
昨今の減少傾向からするに、増えるといったことはないと思います。
喫煙歴

簡単に禁煙できたなんて書いてるけど、
どうせそんなに吸ってないやつなんだろと思われる前に俺の喫煙歴を書きます。
・20歳から吸い始めたので喫煙歴は10年以上。
・2日に1箱ペース。
・よく吸っていたタバコ
「KOOLマイルド」「ハイライトメンソール」「キャスター3」「キャスター5」
・一時期、手巻きタバコも吸っていた。
・電子タバコが出てからは電子タバコに移行。
・最初はiQOS、次にgloで、こちらも2日に1箱ペース。
基本的にはメンソール。
新しいやつ、気にいったタバコに飽きるとKOOLマイルドに戻して飽きたらまた新しいやつに手を出してました。
メンソールが強いやつにだんだんと変えていき、最終的にハイライトメンソールに落ち着いた。
一番好きだったのはラークメンソール10mmの青い箱のやつ。
一番美味しかったのは手巻きタバコのゴールデンバージニアかなぁ?
美味しすぎて周りの奴らにほとんど吸われたから、あまり記憶に残ってないけど。
あと神奈川県限定の「さくら」はメインにしたかったほどすごく気に入ってた。
神奈川県の友達の家に泊まったときには毎回買っていた。

しばらくハイライトメンソールを嗜んだ後、
臭いがネックに感じ、
また新しいもの好きのサガで電子タバコに移行。
本当に臭いが少なくてびっくりしたけど、メンソールが足りなくて定着するのに少し時間がかかった。
そこからたまにハイライトメンソールを吸うが電子タバコ歴が長くなるにつれ紙巻きタバコの臭いに耐えらなくなる。
紙巻きタバコをとっかえひっかえしていたのでニコチンやタールの量の増減には慣れていた。
人並み程度に禁煙にチャレンジしたが、早くて数時間、長くて数日など長続きはしなかった。
やめれた理由

一番の理由は奥さんのおかげ。
初めての食事からタバコ吸ってもいい?と喫煙者であることは言っていた。
結局、その日は吸わなかったけど。
奥さんの家にお邪魔するときも吸わなかった。
帰り道の喫煙所を探して吸ってたけど。
非喫煙者の前や家で吸うのはかなり抵抗を持っていた。
友達の前ではバカスカ吸ってたけど。
ちなみに自宅に奥さんが来たときは吸ってたけど、すぐにうがいとか歯磨きしてた。
同棲スタート当初は電子タバコを換気扇の下で吸うルールを勝手に自分で作って2〜3ヶ月は吸ってた。
だんだんとそんなルールに縛られるのに疲れてきたのである日、急にやめてみようと奥さんや周りには言わずに禁煙チャレンジ。
現在に至る。
禁煙当初も特にイライラしたりせずにいられたのも、すべて奥さんのおかげです。
たぶん結婚してなかったらタバコを辞める理由もないし、今も吸ってたと思う。
禁煙に成功した要因
あくまで俺がこうだっただけで、他の方に当てはまるかは定かではないです。
とにかくタバコを吸う時間の代わりを探していました。
環境が変わったタイミング
同棲当初は吸ってたけど、
今までのライフスタイルを変えたり、
奥さんとライフスタイルを擦り寄せたりと、
まだまだ生活が落ち着いていなかったタイミングで始めたから思考がタバコに行きにくくなっていた。
物欲・等価交換

同棲開始にはいろいろ資金が必要になる。
それでもこの世は欲しいもので溢れている。
その当時、最新スマホがどうしても欲しく、
でもこれからのことを考えて貯金もしないとと、ずっと悶々としていた。
どうにか買えないかと削れるところ考え出す結果、1年のタバコ代と欲しいスマホが同じぐらいの値段だった。
じゃ、1年禁煙すれば貯金総額は変わらないじゃん!とすぐさま購入と禁煙を決意。
新しいスマホのセッティングやスマホをイジる時間を増やしまくって、タバコへの思考や吸う時間を潰していた。
周りには言わない

これは誰でも経験があると思うが、
「今日から禁煙するぜ!」と言うともれなく周りからタバコを勧められる。
値段が高くなる一方なのに、自分のタバコをあげたりする。
対して仲良くない異性からもタバコを吸いに行こうと誘われる。
禁煙は足の引っ張りあいなのだ。
喫煙者は誰も信用してはいけない。
誰にも言ってないから、
「タバコ吸ってきていいよ」とお許しを頂くことが多々あると、
「あざーす」と言ってトイレにこもって時間を潰してた。
軽い気持ち
前項にも繋がるが宣言して失敗すると、
「ほれ、見たことか」と恥をかく。
宣言せずにとりあえず休止。
駄目だったら吸ってしまおう。
誰にもバレないしみたいな軽い気持ちで、
とりあえず1日、3日、1週間とだんだんと記録を伸ばしていく。
飴舐める

その当時、軽いのど風邪をひいていた。
後日、俺の近くにいた人たちも風邪をひき、
俺からうつったとイジられた。
症状が違うので言いがかりだと信じたい。
またその後日に、
「お前からうつった風邪にこの飴が効いたから、お前にもきっと効くぞ」
と新発売の飴をもらった。
これがまた俺好みのメンソール感が強い飴で、
「これだったらタバコの代わりにできるんじゃないか?」
と帰りにその飴を購入。
結果、買い続けなかったけどかなりメンソールの満足感があったので最初の1ヶ月はこれのおかげて乗り越えた。
最終奥義「キチゲ開放」

1ヶ月ぐらいでは禁煙とは言えず、
自分でもまだ安心できなかった。
奥さんといるとまったく吸いたい感情が湧かないのだが、一人になると話は別。
ふとした拍子にやはりタバコを吸いたくなる。
その日は奥さんが仕事だったので一人で夕食をたらふく食べていた。
満腹=喫煙の感情はまだ死んでいなかったらしく、「タバコを吸いたい」以外考えられなくなった。
今まで数々の禁煙チャレンジはこいつに潰されてきた。
せっかくここまで頑張ったから、もう吸ってしまおう。
いや、奥さんに失敗したと話したら悲しい顔をされる。
手元に電子タバコは残ってるからカートリッジを買ってくればまたハッピーになれる。
いや、買いに行くの面倒だ!
そんな面倒なんて気にならないだろ、タバコを吸えば。
頭の中で禁煙・喫煙が戦っていたので、
このまま外に出てはならない!と、おもむろに服を脱ぎ始めた。
お風呂場へ行き、熱いお湯で湯気を出しまくる。
煙なら何だって同じだ。
タバコを持つ様に手を口元に持っていき、
思いっきり湯気を吸った。
「思いっきり」がポイント。
生半可な気持ちでは喫煙欲は消えない。
普段、開放されることはないキ○ガイゲージをすべて開放するのだ。
数度、思いっきり吸って吐くを繰り返し喫煙欲が消えたことを確認し、そのままお風呂に入る。
奥さんがいない一人っきりの家で、
風呂場で素っ裸でエアタバコを吸う。
完全にキチ○イである。
かなり恥ずかしい。
恥ずかしさによって吸いたい欲が消え、
いい歳して一人で何やってるんだろ…と後悔と羞恥の念が生まれた。
でも、そのおかげでタバコ吸いたい=また風呂場での羞恥が繋がり、強いタバコ吸いたい欲が湧くことはなくなった。
禁煙メリット・デメリット
特に体調に変化などはなかったと思っている
よく味覚が戻るからご飯が美味しくなるなんて言われるが、俺は常にご飯美味しいから除外。
メリット
・金銭面
まだ1年半ぐらいなので、今後に期待
・洋服のたばこ臭を気にしなくていい
たばこ臭がないのは本当に嬉しいことだった。
お気に入りのものにたばこの臭いがつかないのだ。
また、部屋のソファやベッドにたばこの黄色くなる成分が拡散されない。
他人の吐いた臭い息を浴びないで済む。
一度着た上着を次の日にもう一度着れるのだ。
この開放感は禁煙を続けるモチベーションにも繋がった。
・たばこ関係のイライラがない
タバコが切れた、ライターがない、
喫煙所がない、金が無い
そんなくだらない悩みからの開放された。
デメリット
・喫煙所コミュニティの消失
喫煙所コミュニティは確かに存在する。
喫煙所で先輩に存在を覚えてもらったり、内緒の話をしたりするのだ。
まったくの下戸なので飲みニケーションが使えない俺が今こうしていられるのは喫煙所コミュニティのおかげと言っても過言ではない。
・喫煙と結びついた良い記憶が色あせる
10年近く吸っていたので楽しいことの横にはタバコが必ずあった。
タバコの銘柄で思い出す思い出も多数ある。
しかし自分の人生からタバコを排除すると、そんな記憶が色あせてしまうような気持ちになる。
・喫煙者を憎むようになる
前述通り、せっかく禁煙が続いているので副流煙で喫煙していた状態に戻りたくないのだ。
どうせ戻るなら自分で吸いたい。
そうなると喫煙者から距離を取りたくなる。
嗅覚がリセットされ、タバコ臭さに敏感になるので必要以上に離れたい。
マナーの悪い喫煙者がいたら、道の端と端に行くぐらい避ける。
必然的に喫煙者を嫌うようになった。
例外なく嫌われ者

「電子タバコだから」
「タバコの臭いは魅力」
「喫煙者だけど、俺の周りには人が集まる」
いや、総じて臭いです。
吸ってたときは鼻が麻痺していたけど、
吸わない人からしたら、
どんなタバコもただただ臭いだけです。
何も言わない人は優しいだけで、
我慢しているだけです。
「口臭え」
「服臭え」と思ってます、確実に。
昨日の友は今日の敵?

デメリットでも書いた通り、
禁煙している人は喫煙者から離れていきます。
禁煙の妨げになるからです。
喫煙者は禁煙者にタバコを進め禁煙の邪魔を、
喫煙者の臭いはタバコを吸ってた記憶を呼び覚まし、
タバコ休憩の回数を羨みます。
昨日まで喫煙所で仲良く話していた人がとたんに憎たらしい敵に見えてきます。
だからと言って
散々これまで文句を言ってますが、
禁煙しろよとは思うけど、それを強要するのは間違いかなと思ってます。
吸うのも吸わないのも個人の自由だし。
ただマナーは守ったほうが周りも幸せだし、
マイナス印象も薄らぐんですけどね。
最後に
禁煙には終わりがありません。
1本でもまた吸ってしまったら、そこで喫煙者なのです。
禁煙している人、
これから禁煙しようとしている人、
二度とあんな空気を吸わないように一緒に頑張りましょう!