Amazon Prime Dayのウキウキ感に負けて、
「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」を購入してしまいました。
今年の頭に「Anker Soundcore Life P2」を購入し、
音質や電池持ち、使い心地などすべてに大満足なのになぜ買ってしまったのか?
後悔の念を昇華するべくレビューしたいと思います。
2021.0909追記
「Soundcore」のアップデートで「LDAC」に対応しました。
AACでも十分と書きましたが、やはり「LDAC」が使えるならそっちのほうがいいですよね(笑)
アプデにより購入した時より価値が上がった感覚がして、買ってよかったなと満足度が増しました!

目次
スペック比較
【追記】LDACを追加しました。
Liberty Air 2 Pro | Life P2 | |
---|---|---|
再生可能時間 (イヤホンのみ) |
7時間 6時間(NC利用時) |
7時間 |
再生可能時間 (充電ケース使用) |
26時間 21時間(NC利用時) |
40時間 |
防水規格 | IPX4 | IPX7 |
重量 | 約62g | 約62g |
対応コーデック | SBC / AAC / LDAC(new) |
SBC / AAC / aptX |
防水規格や電池持ちをLife P2と比べちゃうと「あぁ…」って感じる人が多いと思います。
数値だけならノイズキャンセリング搭載なので仕方ないとは思いますが。
パッケージ
1万超えのイヤホンを購入するのは初めてですが印象として、まず箱の作りが豪華ですね(笑)
付属のイヤーチップの種類も豊富。
これだけあれば合わない方はいないんじゃないでしょうか。
Life P2ではブラックを使用していましたが、同じ色もなんだかなとネイビーを購入してみました。
充電ケースはマットな質感で高級感があります。
フタを上にスライドさせて開くのがかっこいいです。
筆者はバカなのでこういうの意味もなくスライドさせまくりたくなる性分ですが、
そういったことはやらないように気を付けています。
いや、壊れないでしょうけど…(笑)
Liberty Air 2ユーザーには当たり前なのかもしれませんが、
Life P2ユーザーだったので充電ケースで電池残量が分かるのは便利。
7月中旬に発売予定とされるLifeP2の後継機、
Life P3でも充電ケースに電池残量が分かるようにLEDがつくようなので、やっぱり要望が多かったようですね。
もはやイヤホンでも当たり前になってきたType-C充電。
横のボタンを押すと前面のLEDが点滅し、充電容量を確認できる。
Life P2では物理ボタンでしたが、Liberty Air 2 Proではタップ式になっています。
「d」マークのところをタップすると再生停止など、まだ慣れないですが反応はかなり良い。
後述しますが、シングルタップ、ダブルタップなど自分でカスタマイズできます。
耳から外すと自動的に音楽が止まり、耳に付け直すと自動で音楽が再生される機能は切れないようです。
イヤホン込みの充電器ケースは61g、片耳で5g、耳に負担を感じるようなことはないでしょう。
ケースのサイズ感は一般的な500mlのペットボトルの底を持った感じでした。
専用アプリ「Soundcore」
Life P2との大きな違いの1つとして、
Liberty Air 2 Proは専用アプリ「Soundcore」が使えます。
注)「Soundcore」を利用するにはアカウント登録が必要になります。
「Soundcore」で設定できるのは大まかに以下の4つ。
・モード選択
・イヤーチップ装着テスト
・HearIDとイコライザー
・タッチコントロールの設定
モード選択
モード選択は「ノイズキャンセリング」「外音取り込み」「標準」が選択できます。
「ノイズキャンセリング」モードでは、
「交通機関」「屋内」「屋外」「カスタム」の4つからモードが利用可能。
残念なことに筆者はテレワークをまだ経験できていないので「屋内」「屋外」を使う場面は少ないと思いますが、
「交通機関」モードは本当に良いです。
耳につけてイヤホンの起動音が鳴った瞬間、
世界のノイズがフワっと軽くなる感覚がクセになります。
今では電車内でお喋りする人も減りましたが、
電車の騒音や車内アナウンスは格段に聞こえなくなるので乗り越し注意。
あと「交通機関」モードで外を歩くと、
車の音なども聞こえなくなるので「外音取り込みモード」に切り替えたほうが安全。
余談ですが、
Life P2を初めてつけた時ノイキャン効いてるー!なんて興奮していたが、
のちに通話時しかノイズキャンセリングが効かないと知ってショックを受けた。
カナル型を耳に突っ込んで聞こえにくくなってるだけだった。
プラシーボ怖い。
つけてる時にウィスパーボイスの人に話しかけられてもガチで聞こえないレベルでした。
これなら曲を聞かなくても周囲のノイズを低減してくれるので、
ノイズキャンセリング目的での購入もありです。
テレビで見ただけなので、失礼になっていたら申し訳ないですが、
世の中には聴覚過敏でノイズキャンセリングヘッドホンやイヤホンをつけないと外に出るのが辛い人がいます。
ノイズキャンセリング機能だけの利用で6時間連続使用できますし、
充電ケースで充電しながらでしたら1日は余裕で使えます。
さらにワイヤレスなので行動の制限もなく、
軽量なので耳の負担も少なくなります。
テレビで見かけた方は有線のイヤホンをつけていたので、こういった商品はそういう方々にも役に立つのかなと感じました。
イヤーチップ装着テスト
今まで安いイヤホンばかり使用していたので、まずアプリでいろいろ設定を変えられるのに感動。
さすが1万円を超える高級イヤホン…
(安い筆者)
選択・イヤホンを耳に装着すると、イヤーチップの大きさが装着者の耳に合っているか判断してくれるモードです。
最適ではないサイズのチップを装着していると注意される。
こちらは最適なサイズのチップを装着した結果。
筆者はデフォルトで装着されているMサイズが最適でした。
HearIDとイコライザー
イコライザーの種類も豊富で、グラミー受賞プロデューサーによるカスタムイコライザーなんかも選択できるようです。
が、あまり使っていません。
なぜなら、「HearID」が意外と優秀でこちらのほうが気に入っているからです。
「HearID」とは簡単に言うと、イヤホンが使用者の聴覚感度を分析して最適なイコライザーに設定してくれる機能。
測定する場合はなるべく静かな場所でやると精度が高くなるようです。
測定は左右、個別で行われます。
健康診断の聴覚測定の感じで、音が流れ聞こえたら下の「聞こえた」ボタンをタップします。
タップしたら同じ音でキーが変わった音が流れ、聞こえたらボタンをタップといった感じのことを何回か続けます。
そうしたら終了です。
筆者の感覚だと、ボーカルが目立ってその周りのメロディーが一歩引いてくれた感じ?
こればかりは体験してもらわないと分からないと思います。
タッチコントロールの設定
先述通り、Liberty Air 2 Proはタップ式。
シングルタップ、ダブルタップ、2秒間長押しの設定ができます。
設定内容はこんな感じ、LRは共通。
シングルタップのみ音声アシスタント、モード選択ができないようです。
防水性能が低い気がする?
Life P2がIPX7、Liberty Air 2 ProはIPX4。
下位モデルであるLiberty Air 2がIPX5なので、
1つランクを下げた形になる。
どうせなら最高ランクのIPX7のほうがそりゃいいでしょ?
と、もちろん思います。
保護レベルで言うと、
IPX4
「あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない」IPX7
「一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない」wikiから参照
なので雨に濡るぐらいならIPX4で十分。
意識してなかったけど、Life P2は水の中でも聴けるレベルなのか…
そんなことする人はほぼいないだろうけど。
ちなみにAirPods proもIPX4なので同じ。

aptX対応してない?
【追記】アプデによりLDAC対応しました。
製品レビューでもaptXがなくなってるからダメと低評価が書かれているが、それは無視しましょう。
スマホで音楽聞く一般ユーザーは気にする必要なし。
普段から高級イヤホンやDAPなどで聞いてる人はそもそとワイヤレス買わないだろうし。
仮にaptXだけで低評価を書く人が高級イヤホンと比較しているのだとしたら、比較対象が甚だしく違うので無視していいでしょう。
実際に使った感想
筆者は以前、「RADSONE ear studio es100」でワイヤレス環境を強くしてみようといろいろ購入してみた結果、
「違いが分からない」というクソみたい結果に終わったクソ耳性能。
あとオーディオにわかなので筆者もSBC / AACよかaptXのほうがいいに決まってるだろってバイアスにかかってる状態で使用した結果の話です。
Life P2のaptXとLiberty Air 2 ProのAAC、
ぶっちゃけ違い分からない。
なんならAACで、
「えっ、ここのイントロにこんな音あったっけ?」
って思うこともありました。
(よく聞いてないだけの可能性ももちろん有りですが)
遅延に関しても、今のところはほぼ感じられないです。
音ゲーはプレイしないので何とも言えませんが、
電車内など人の多いところでいきなりプッと切れたりはないです。
AirPods Proより良いの?
比較対象としてAirPods Proの名前が出ます。
が、どちらが上などはなく購入者の環境に強く依存します。
Androidの方でしたら、イヤホンとしての性能は同じぐらいなので価格が安いLiberty Air 2 Proのほうがいいと思います。
iPhoneの方ですと、
AirPodsの最大の売りはApple製品との連携だと思っているので、あまりオススメしません。
とにかく値段を安く、iPhoneなどと連携させる予定はないという方でも今後のAirPodsを利用した何かが生まれる可能性がある以上、AirPods以外の選択肢はないかなと思います。
不満点
【追記】
設定で装着検出が追加されていました。
(もしかしたら最初からあったかも…)
しかし、
装着検出は使っているとなかなか便利で精度も優秀。
いちいち停止ボタンを押さないでいいのはかなり楽なのでこのまま使います。
不満点を上げるなら、片耳で再生しづらいことぐらい?
どちらか片方を耳から外すと音楽が停止してしまうため、
片耳だけ音楽を聞くには、アプリからもう一度再生ボタンを押さないといけない。
タップで再生を割り当てているならそれでも可能。
逆に考えると、Life P2ユーザーを苦しめるあの憎き「強制片耳モード」がなくなると考えると大した不満には思えないかも。
もしLife P2で片耳モード、片耳しか聞こえない等の症状でお困りの方はこちらの記事に解決法がありますので、ご参考に。 Anker Soundcore Life P2レビュー。使い心地、不具合、モノラル、片耳だけ聞こえないの解除方法など。 続きを見る
Anker Soundcore Life P2 レビュー
片耳しか聞こえない問題の解決策あり
【追記】「LDAC」に対応しました
「Soundcore」のアップデートがあり対応コーデックに「LDAC」に追加されました。

更新は「Soundcore」のアプリから可能です。
開くと分かりやすいポップアップが表示されます。
設定画面、サウンドモードから変更可能です。
「オーディオ品質優先 LDAC」を選択していくと更新が始まります。
更新中はイヤホンをケースに入れる必要があります。
更新はすぐ終わります。
これで「LDAC」に対応しました。
一応、開発者向けオプションで確認。
「LDAC」アピールもささやかながらされています。
Amazonでは「aptX」に対応していないなどの不満を漏らすレビューやコメントがありますが、
これで音質に関する問題は解決しましたね。
Life P2から買い替えはありか?
【追記】
2021年9月7日付けのアップデートで「LDAC」に対応したことにより、
Life P2からの買い替えのネックになっていた音質の問題が解決しました。
購入から数ヶ月が経ちました。
Life P2を使った後なのでバッテリーの持ちは少し不満がありますが、買い替えても満足できると思います。
絶対に買い替えたほうがいい、とまでは言えない印象。
Life P2が2個、3個分の価格だし、音質は良くてイーブン。
電池持ちだけを見ると少なくなっているし、水に落とした時の不安もあります。
Life P2があの価格で強すぎるって言ったほうがいいかもしれない。
でもその分、ノイズキャンセリングの感動体験は凄まじくいいです。
もう一度書きます。
「耳につけた瞬間、世界のノイズがフワっと軽くなる感覚」
これ最高。
これを体験してしまったので、筆者はLife P2を押入れにしまうことにしました。