Tips スマホ

【思い出の価値】AndroidからiPhoneに
LINEのトーク履歴をコピーする手順

以前書いたこちらの記事内容では1週間程度しかトーク履歴がコピーされないことがわかりました。

なので今回は、
AndroidからiPhoneへ(iPhoneから Androidも可)
LINEのトーク履歴の完全コピーする手順を説明します。

よくある「できません」「一部だけコピー」ではなく、
ちゃんと数年前のトーク履歴までコピーできていました。

残念ながら有料のソフトを使用します。

ソフト使用に3,000円ほどかかりますが、こちらの記事を読むのはタダ。

最後まで読んで頂き、思い出の保存にお金を出せる方は試してはどうでしょうか?

たねだ
たねだです。
Twitterやってます。
ファロー、いいね、リツイートなど頂ければ嬉しいです。

使用ソフト

まず使用ソフトの紹介です。

iMyFone iTransor for LINE を使用します。
画像:iMyFone iTransor for LINEより

どんな会社?

日本ではあまり馴染みのない中国の会社ですが、iPhone関連(脱獄、バイパスなど)のソフトウェアを調べると目にしたことがあるソフトを多々販売していました。
(今回は脱獄等の面倒なことは一切ないのでご安心を)

主にiPhoneやPCのデータ復元ソフトを販売している会社のようです。

ソフトは日本語にも対応しているので安心して使えました。

ソフトの紹介

だいたい、以下の機能が使えます。

・iPhone ⇄ Androidにトーク履歴を転送できる
・トーク履歴をPCに保存、バックアップできる
・保存したバックアップをPC上で閲覧できる
・バックアップからトーク履歴が復元できる

無料版・有料版

こちらのソフトはサブスクリプション型の課金制です。

無料版ではiPhone、AndroidからPCにLINEのトーク履歴をバックアップ、PC上で閲覧できる機能が使えます。

有料版ではすべての機能が使用可能になり、
トーク履歴をiPhone ⇄ Androidに転送するにはライセンス購入する必要があります。

iPhone ⇄ Androidを何度も行き来したい方は永久ライセンスを。

1回だけ移動したい方は月間ライセンスを購入し、移動し終わったら自動更新を解除しましょう。
自動更新の解除のやり方も後ほど記載します。

購入する意思のある方でも、まずは無料版でPCにバックアップが取れるか試してから購入することを強くおすすめします。

先に無料版を使ったほうがいい理由

なぜいきなり有料版ではなく無料版を試したほうがいいか。

それはAndroidやiPhoneのOSのバージョンによって予期せぬエラーが出る可能性があるからです。

現に筆者はGalaxy S22 Ultra Android12で試したところエラーが出てしまい、最後のバックアップを取る所から進むことが出来ませんでした。

実際のエラー画面

端末やPCを再起動したり、
今回紹介する手順のAndroid→PC→iPhoneとは別のAndroid→iPhoneを試しましたが同様のエラーが出続けました。

結果として筆者は、
OSバージョンが古いAndroidでLINEにログイン。

再度こちらのソフトで試すとエラーが出ず、トーク履歴をiPhoneへコピーすることができました。

使った感じ、PCにトーク履歴をバックアップができればその後の手順も問題なく進むことができるので、

・古いスマホを持っていない方
・コピー元のスマホが最新ver.の方

上記に該当する方は課金前に無料版で試してみることを強くおすすめします。

余談ですが、短期間に何度もLINEにログインしてしまうとログイン制限があるのでご注意を。

画面は14分ですが最初は1時間でした(笑)


やり方手順

実際にAndroidからiPhoneへ、トーク履歴をコピーしてみました。

今回紹介する手順はAndroidからPCへバックアップ、
バックアップをiPhoneへコピーする手順です。

コピーするスマホ

コピー元「Galaxy S22 Ultra Android12」
コピー先「iPhone12」

事前準備としてコピー元・先のAndroid端末で、端末情報→ビルドを7回タップ→開発者向けオプション→USBデバッグをONにしておいてください。

iPhoneの方は「iPhoneを探す」をOffにします。

Step01

まずは無料版をインストール。

インストールが終わったらソフトを起動。
メニュー画面はこんな感じ。

左の4つのアイコンから機能選択します。

簡単に上から、

・端末から端末に直接トーク履歴をコピー
・端末からPCにトーク履歴をバックアップ
・PCにあるバックアップを端末にコピー
・バックアップファイルを表示、別ファイルにエクスポート

今回は上から2つ目、
「AndroidとiOSデバイスからLINEデータをバックアップ」を選択。


iPhoneや事前にUSBデバッグをONにしたAndroidをPCに繋げると下の画像のように認識してくれると思います。

スタートを押すと、このソフトでは大体こんなことしますと説明されます。

そのままOKを押すとLINEアプリの状態をチェックされ、

GoogleDriveにトーク履歴のバックアップを求められます。

スマホのLINEからトーク履歴のバックアップを取ります。

再度、確認されます。

「確認しました」を押すと、今のLINEが削除され古いバージョンのLINEとバックアップアプリがインストールされます。
バックアップやコピーが終わればバックアップアプリは自動で削除されます。

この画面になり、スマートフォンが再起動すればこの後の作業はおおかた成功すると思います。

この画面になったらスマホで作業します。

スマホでバックアップキーを設定。

パスワードを設定したら下の「データをバックアップ」を押すとソフトの画面がこうなるので、先程設定したバックアップキーを入力します。

もしバックアップキーが間違っていたら、下の方の「もう一度表示」を押せば再度スマホからバックアップキーを設定できます。

バックアップキーが認証されればスマホでバックアップアプリが起動します。


バックアップアプリが起動すると権限を求められます。
ファイルとメディアがONになっていることを確認して下の「次へ」を押します。
(Androidのバージョンによっては表現が違うかもしれません)

「次へ」を押すとバックアップが始まります。

バックアップを取り終えると古いLINEがアンインストールされ、最新のLINEをダウンロードしろと促されます。

右上の数字が100%になれば終了です。

この後、トーク履歴をコピーする際にこのAndroidで「引き継ぎ認証番号」を発行する必要があるので必ず最新のLINEをダウンロードしログインし直してください。

これでPC内にトーク履歴がバックアップされました。

左のメニューの一番下、
「バックアップファイルを表示、別ファイルにエクスポート」を選択するとバックアップしたデータが見れます。

デバイス名、OSバージョンが違うのは上記の通りです

バックアップデータもこちらで閲覧できます。

一番古い日付まで遡ってみましたが、ちゃんとバックアップできていました。

以上が無料版でPCにLINEのトーク履歴をバックアップする手順です。

ライセンス購入

バックアップファイルを他端末にコピーするにはライセンス購入が必要です

購入後に表示される画面、もしくは登録したメールアドレスに送られてくる登録コードをコピー。

右上の人型アイコンからアドレスと登録コードを入力。

これですべての機能が使えるようになりました。

Step02

ライセンスを購入したら、
PCにバックアップしたファイルをiPhoneへコピーしたいと思います。

まず初めに「iPhoneを探す」をオフにします。
Androidの方は開発者向けオプション→USBデバッグをONに。

左のメニュー上から3つ目「iTransorバックアップからLINEのデータをiOS・Androidデバイスに復元」を選択。

先程バックアップしたトーク履歴を選択し「復元する」を押します。

PCにiPhoneを繋げ、認識されたら「スタート」を押します。

こちらの画面に変わったらiPhoneを操作してLINEをインストールしバックアップを取ったアカウントでログインします。

この時に前の端末のLINEで「引き継ぎ認証番号」を発行する必要があります。

ログイン途中に「トーク履歴を復元しますか」と出たら「トーク履歴を復元せず続行」を選択してください。

ログインが無事終わればバックアップをiPhoneに転送してくれます。

これでバックアップをiPhoneに転送する手順は終了です。


最後の画面に「アプリとデータ」「アプリとデータを転送しない」とありますが特に何もしなかった気がします。

筆者がこちらの手順を行った時、
転送後にiPhoneでLINEを開くと読み込み中と画面に出てきました。

しばらく(5〜6分?)はそのままにしていましたが終わらなさそうだったのでiPhoneを再起動。

LINEを開くと読み込み中は出てこずトーク履歴もちゃんとコピーされていました。

もし読み込み中が終わらなそうならiPhoneを再起動しましょう。

コピーが終われば再び「iPhoneを探す」をONにしても問題ありません。

ちゃんとコピーされている?

以前書いた直前にバックアップを取って正規の方法で移行するやり方では1週間程度のデータしか転送されませんでした。

しかし「iMyFone iTransor for LINE」を使用して転送した場合、

数年前のトークまでちゃんと転送されていました。
筆者の一番古いトークが上の画像の日付ですが、多分もっと古いトークもちゃんと転送されると思います。

過去に送ったスタンプも表示されていました。

もちろん前の端末で購入したスタンプなども再ダウンロードすれば使用可能です。

自動更新の解除

別端末にトーク履歴がコピーできたら自動更新の解除をしましょう。

右上の人型マークをクリックするとアカウント情報が表示されるので、「定期購入の解約」をクリック。

サブスクリプションのキャンセルページに飛びます。
ライセンス購入した時に表示された注文番号を入力。
(ライセンス購入時に送られてきたメールにも記載されていす)

現在の契約内容が表示されます。
「サブスクリプション状態」の隣、
「操作」の下「自動更新を解約」を押せば解約できます。

下の画像のように「解約済み」になっていれば終了です。

最後に

友達やパートナーとの思い出であるトーク履歴。

現状ではこのソフトを使用しない限り、異なるOS間のトーク履歴コピーは不可能です。

本来なら公式がこういった手段を用意しておかなければならないと思います。
しかしLINEが一般化されてから今までずっと「できない」の一言でユーザーの要望に応えないままです。

人によっては直近のトークしか見ない方もいれば、
過去のトークを読むことで思い出に浸って癒されたり、日々と戦う力になる方もいます。

ぜひともLINEの公式で異なるOS間のトーク履歴コピーや他端末のマルチログインを実装されることを願います。

-Tips, スマホ