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【Apple Watch】
購入前後の理想と現実

普段からスマートウォッチで睡眠状態・歩数・アラーム・目覚ましなどで利用していてるライトユーザーです。

メインスマホをAndroidからiPhoneに変え、
iPhoneを使ってるのにApple Watchじゃないのは恥ずかしい(洗脳済み)かなとApple Watchを購入してみました。

100%見栄です。

でも似た理由でApple Watchを購入しようとしている方も多いのではないでしょうか?

・支払い、交通系ICだけ使ってみたい方
・特に利用目的が定まっていない方

上記に該当する方でApple Watchを購入しようか迷ってる方は、この記事も一つ判断材料にしていただけたらと思います。

活用してる?Apple Watch

では改めて問いたい。

「あなたのApple Watch、本当に活用できてますか?」

SNSやYoutubeで、
「おしゃれな私の使い方」が紹介されていて覗いてみると、それはどうなの…?と感じる方も多いのではないでしょうか?

たねだ
「水を飲む時間です」
「座りすぎで立つ時間です」
とか言われなくても分かるし、言われてもできないタイミング多いし。

筆者の現状の活用法

Apple Watchを購入してから筆者が使っていた主な機能は、

・LINEやメールの通知
・アラームなどの時計としての機能
・睡眠・運動などの健康管理
・交通系ICや支払い等

通知や時計の機能は前から使っていたスマートウォッチでも使っていましたが、Apple Watchで使うと画面が大きいので操作がしやすかったです。

ただ価格差を考えると安いスマートウォッチでも十分ではあると思います。

では、安いスマートウォッチには搭載されていないFelicaを使用した交通系IC・支払いの面ではどうでしょうか?
 

支払い・交通系は意外と使いづらい!

重い荷物を持ってる時、
子どもや買い物袋で片手・両手が埋まっている時、

iPhoneをわざわざ取り出さず、
手首だけで支払いや交通系ICが使用できるApple Watchが欲しいな。

と思っていましたが、使ってみると意外な使いづらさに気付きました。

支払い

iPhoneで支払う時、
電源ボタンを2回押してウォレットを開き支払い画面にタッチさせます。

Apple Watchでも同様に、
Digital Crownの下にあるサイドボタンを2回押してウォレットを開き支払い画面にタッチして決済できます。


手順がまったく同じならポケットからiPhoneを出すより、手首でポチポチっと決済したほうが楽だと使う前は思っていました。

実際に使用するまでは。これは良く利用する駅中の狭いコンビニのセルフレジの写真です。

Apple Watchの場合、
モニターの下にある決済端末、黄色い枠で囲まれた部分に手首を押し当てます。

狭いですよね。

iPhoneやクレジットカードなら隙間に差し込むには十分なスペースでも、Apple Watchをつけた手首を差し込むにはとても狭い。

左は通常のコンビニに設置された決済端末。
このぐらいスペースが広ければApple Watchでも楽に決済できますね。

右の自販機はICタッチ部分が下の方についているので、Apple Watchで決済するには少し屈む必要がありやりにくい…


もちろんこれは一部の例であって、
もっと広々とした場所に決済端末が設置しているお店はいっぱいあります。

広い場所ではApple Watch、狭い場所ではiPhoneやクレジットカードと使い分ければ…!

使い分けるぐらいならiPhoneで済ませたほうが楽ですよね。

たねだ
実際、iPhoneを出さずにApple Watchでも決済できて楽な場面もありました。
ただApple Watchの価格を超える体験ではないかなと。

交通系IC

使っていない方でも見たことがありますよね?
右にある自動改札機に左手のApple Watchをタッチさせて変な姿勢になってる人を。

あの姿勢、実は仕方のないことなのです。

購入する前は通勤時だけでも右に付け替えてタッチすればいいのではと思っていましたが、どちらにつけるかを決める設定があります。
左設定で右につけてても改札通れたので問題はないですが…

実際に右や左につけて改札を通ってみましたが、

「自動改札機の高さが微妙過ぎてICカードタッチ部分に当てる難しさ」に気付きました。


筆者の身長は178cmで自動改札機の高さはだいたい骨盤当たり。

利用者がいないことを確認して撮影

【Apple Watchを右につけている時】
実際のICカードやスマホでタッチする時、片足が改札に入るか入らないぐらいでタッチしますよね?

そのタイミングでApple Watchをタッチするにはこんな感じの姿勢になります。

後ろから

前から

見た目では違和感が無いですが実際にやると、

・ICタッチ部分の位置が低いため肘を90°ぐらいまで曲げる
・ICタッチ部分の斜めに沿わせるため手首を内側に曲げる
・まだ手首の位置が高いので右肩を下げる
(肘を下に下げると位置がずれるので高さ調節ができないため)

ここまでしてようやくタッチできました。

これをやってみると分かるんですが、
自動改札機の流れの速さに合わせて歩きながら急に上半身を右肩を下げるって結構キツいんですよね。

結局、歩くスピードを緩めてタッチ。
改札を抜けるスピードの流れを変えてしまい、
後ろに並んでる人からは「遅い」と思われる原因にも。


【Apple Watchを左につけてる時】

後ろから

前から

みなさんもよく見る、左手につけて上半身を大きく右にずらしてタッチするやり方。

右手でやるより上半身の動きが派手ですが、
やってみると右手よりスムーズにタッチできることが分かります。

右手と違い、
左手全体で角度や高さを調整できるので姿勢が苦しくないのです。

しかし、こちらも姿勢を変えないといけないのでやはり改札口の人の流れには乗れず。


各々の身長や足の長さで意見が異なると思います。

ですが、自動改札機のICタッチ部分が手首でタッチすることを想定された高さではないため、
(そりゃ、Apple Watchのほうが歴史が浅いので当たり前ではあります。)

現状の自動改札機はスマホやICカードでタッチするほうが楽です。

バッテリー切れの場面

バッテリー面でもApple Watchは不安要素があります。

iPhoneの場合、バッテリーが切れても予備電力機能があり交通系ICや決済ができます。

Apple Watchの場合、バッテリーが切れてしまうと予備電力機能がないので何もできなくなってしまうので注意が必要ですね。
 

iPhoneのロック解除は?

「よく分からないけどApple WatchがあればiPhoneのロック解除できるんでしょ?」

はい、できます。
でも、無くてもできるようになりました。
(iPhone12以降の機種を使ってる方限定)
 

Face IDのロック解除

iPhone12以降の機種であればApple Watchなし、
iPhone単体でマスクのままFace IDでロック解除できます。

最後に上にスワイプしないといけないのがネックです。
しかし慣れればAndroidの指紋認証のほうが良かったなって感想が消えてきます。
(実際、ハイエンドAndroidでもたまに指紋認証ミスることもあったので)

ロック解除の面だけで言うとiPhone12シリーズ以降を使っていればApple Watchは必要ないと言ってもいいでしょう。
 

Apple Watchのロック解除

iPhone11シリーズ以前の機種をお使いの方はApple Watchがあればロック解除が格段に楽になります。

ペアリングされたApple Watchを手首に装着して、iPhoneの画面を起動すれば自動的にロック解除されます。

スピード的にはマスク着用Face IDと遜色ないレベルで早いです。

しかしマスク着用のFace IDはその場の環境に依存し結構ミスります。
特に夜など照明が暗い場面ではFace IDではロック解除できない場合が多く、Apple Watchありのほうが早く、正確にロック解除できます。

「金」か「快適」か

上記の書き方ですと、

「iPhone12シリーズ以降のユーザーには必要ない」
「iPhone11シリーズ以前のユーザーには必要ある」

と思われますがもちろん違います。
 
iPhone12シリーズ以降のユーザーは、
Apple Watchをつけていない時はFace ID。
つけている時はApple Watchでロック解除と併用が可能です。

iPhone11シリーズ以前のユーザーでも、
わざわざApple Watchを購入しなくともiPhoneを新しくすればFace IDが使用可能になります。
Apple Watchをわざわざ購入するより、iPhoneを新しくするほうがユーザーには一般的ですよね。

また、暗闇でFace IDが反応せずロック解除できなくても一定期間するとパスコード入力画面が出てきますのでそちらを入力すればいい話で…
 
ロック解除が快適になることは間違いない。

しかしその快適を得るためだけに購入するほど、Apple Watchの価格は安くないので懐事情によるとしか言えません。

たねだ
ぶっちゃけ、
ロック解除のためだけなら必要ないかな

あなたに本当に必要?

この記事では大体「必要ないんじゃね?」と否定的な発言ばかりしています。

しかしそれは購入して使用するメイン機能が、
「決済」「交通系IC」「通知」のみに限定した話です。

健康管理の面で見るとまた違った世界が見えてくるだろうなと思いつつ、筆者は安いXiaomiのMi band6を使用することにしました。

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